気ままにLucky-Styleのブログ

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人との付き合い悩んだら読む本「人を動かす対話術」

私に限らず周りにはいろんな人がいますが、その中でもどうしてもコミュニケーションを避けることができない人と毎日付き合う必要があることがあると思います。

本屋にはいろんな本がありますが、例えば「マンガで読む〇〇」シリーズも大好きですが、ある「スキル」のことを知りたいわけではなく、カウンセリングをうけることも考えましたが、ある問題に対してどう受け止めてどのように応対したらいいのかを知りたくて、本を探していました。

精神科医岡田尊司先生の書いたこの本は、全て読む必要はなく、対処すべき問題ごとにどの章を読めば良いかまとめてあり、その問題の必要な章だけを読み進めることができる本です。その関連する章にはその問題に関係するアプローチの仕方が書いてあります。私は最後まで読みましたが、今は、解決したい問題に関係する章を中心に読むリファレンス的な本として使わせてもらっています。

たとえば「不安」、「職場」、「アルコール依存」、「結婚」、「離婚」など。。。

必ずしも解決できるとまでは言いませんが、コミュニケーションは相手がいて初めて成り立つわけで、その反応は相手によって様々です。しかしこの本にはある程度想定される反応に対してどう接していけば良いかということも書いてあり、わかりやすい本です。もちろん、その問題を対処しようとする側のスキルを高める必要はあると思います。

一方で、自分自身に対する問題を知り、解決の道に導いてくれる本だと思います。

 

特に私は不安定な愛着の人に対するアプローチが参考になりました。ここからは私が本を読んで私なりの理解になりますが、幼少期に親からの安定した愛着(安全基地)が子には大変大切なものであり、親は子にとって安全地帯であるということを意識して接する必要があるということ。これが満たされず、安全地帯がない環境で育った子が大人になったとき、その安全地帯を一生懸命探そうとします。親密になればなるほど、それを相手に理想を求めてしまうので期待値も高い。もしその期待値を満たしたとしてももっともっとと相手に求めてしまう。人には限界があるのでそれが満たされないとなるとその人が安全地帯ではなくなるため敵になってしまう。そして、その敵から離れていき、そして次の人を求める。そして繰り返すのだと理解しました。そういう不安定な愛着の人に対しては、その人の特性を掴む必要があり、その特性に応じた対応が必要であることが具体的に本には書いてあります。

 

この本に書いてあることを意識して接するだけだけでも、私は気が楽になり、前向きになりました。人はひとりでは生きていけないと思っているので良い本に出会えたと思える一冊でした。